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宙組「アナスタシア」宝塚感想(配信)

2020年12月14日(月)
宝塚千秋楽ライブ配信の感想。
書きたいことできたから記事にします。少々重め。

とりあえず泣いた。幕開けから泣いたしデュエットはもちろんディミトリやヴラドおじさんの歌にも泣いた。楽しかったけど疲れた。
この感情上手く言い表せない。

配信で気づいたこと、グレヴさんがとってもよかった。掃除婦アーニャと出会ったときの恋する表情からの苦悩と再会(でも逃げられる)。悩みながらも命令されてパリまでストーカーしに来たのに、いちゃらぶヴラド見せられて絶許モード発動するの(一方的だけど)ちゃんとアーニャのこと思ってる感伝わる。めっちゃ怒ってるもんね。ネヴァクラブで2人を追いかけるの、ヴラドとリリーどっちのこと知ってたのかな。「過去の栄光にすがりついて」はアーニャを駒にして褒賞金貰おうとしてるヴラドに対して怒ってるのかと思ってるけどどうだろ(そこまで知ってたら最後まで泳がせないか)
感情の変化がより歌に乗るようになってて最後の撃てなかった場面での哀愁さ辛さが強調されてたように思う。最初「革命に感情はいらない」って歌いながらもアーニャの事が忘れられず、最終的に父の息子になるためにアーニャ殺そうとするも殺せないグレヴ、めっちゃ純粋に恋してない?母親の言葉や人の噂話に誰よりも振り回され、それでも父親を肯定したいある意味真っ直ぐで純粋な人。お互い昔のアナスタシアに捕らわれているディミトリとは信念の軸が同じようで違う。というかお互い絡まないもんね?だからこの物語では比較ができて良いのかもしれない。なんだか人間味感じれて(初日付近よりも)今の白熱したお芝居のが好きです。
なんで初めて気づいたんだろ?と思ったけど、劇場では表情見えなかったからかな。ほぼ上手だったから一目惚れグレヴさんの表情ちゃんと確認したことなかったわ。ここの表情見ないと次に繋がらんな。配信アングルで初めて分かるとはびっくりですごめん。東京ちゃんとみます。
冗談グレヴさんが東京初日デートに誘えたのも(一般発売でのチケット戦争頑張ってね)本編では眉間に皺寄せまくってたききちゃんの笑顔満開なフィナーレも可愛かった。

ディミトリがアーニャに微笑みかけるのも、アーニャを思って歌うところも全部まかまどに変換してしまう。別にコンビ萌してたわけじゃないけどお互いを高め合うお芝居ができる2人の関係性が本当に大好きで。まかまどだから安心して周りを見れてたって部分もあるし、なによりずっと昔から見てきた生粋の宙組子だから寂しさも倍増。もちろんまどかの挨拶には号泣した。なんでそんな笑顔でご挨拶できるの。まどかの決断の後押ししたいのにその強さに着いていけてない自分はまだまだ弱い。
これは長期ってことだよね。だから変えるんだよね。それなら下は誰を変える気なの?この時期に無事初日から千秋楽まで終えられたことは喜ばしいことのはずなのにモヤモヤした気持ちが消えなくて戸惑ってる。ずっと前から覚悟はしてきたけど千秋楽が終わった今だからこそまた何か発表ありそうで怖い。いつもなら笑顔で迎えられるカテコもこれからのスケジュールを読み上げるすっしーさんの声にも胸が苦しくなるだけで。ただ大好きな宙組のアナスタシアを楽しく観ていたいだけなのに、大好きに値する素敵な公演なのに何でこんなこと思わなきゃならないんだろ。
今この時間が宙組生みんなにとってかけがえのない時間になりますように、

ひとまず宝塚大劇場公演千秋楽お疲れさまでした。
誰1人欠けることがなく無事に幕が下りたことに安堵しています。
まずはゆっくり休んで、また1月に元気にお会いできますことを楽しみにしてます!